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狂刃の夏 マッカーサーを殺した男

それは日本と日本人にとって最も暑い夏だった。
そして、列島の空陸海のすべてを、暴力が支配していた――昭和二十年。
千葉憲兵隊木更津分隊。
大迫大尉に呼び出された男、日向軍曹。
大尉の命令は、捕虜収容所から二名の捕虜を「取り調べ」のために連行する、というものだった。
が、日向軍曹にはその本当の意味がわかっていた。
ここでは米兵捕虜を試し斬りの的にしていたのだ…。
日向は命令通り、やせ衰えた米兵捕虜を裏山へと連行していく。
全てが狂ってしまった、この国の刃を携えて…。

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