中央モノローグ線 小坂俊史 2023.11.29 中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪、吉祥寺、三鷹、武蔵境。JR中央線沿いの街に住む8人の等身大な「今」を描く青春群像劇! レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
見事な中央線カラーの表紙が目印。 さらに中野サンモールの入口と気づいたあなたは中野区在住or元区民に違いない。断言。 お互いの面識が全くないけど中央線でつながってる女子8人+αの群像四コマ。 驚くのはタイトルどおり全編モノローグで構成されているところ。逆にいうとふき出しを封印してるんですよ! 大変な労作であろうと推察できます。 でも土地鑑のあるかどうかで本作の評価が分かれるのは必至で、残念です。 思いもしなかった丸井の消失、サンプラザのビル風などはご当地ネタであるとともに都会的なものの象徴でもあると考えるのですが、どうでしょうか。
中央線の中野から武蔵境までの8つの駅に住む8人の女性ーイラストレーター、古着屋店主、OL、大学生、中学生などーのつぶやきで構成された4コマ漫画集。私がこの中で実際に少しでも歩いたことがあるのは中野と吉祥寺くらいで、他の町は全然知らない。それでもなんか妙にリアルな感じがする。もちろん、いかにも漫画的で、現実にはありえないようなエピソードも含まれているけれど、知らない町なのに、なんかそういうのありそうだなぁ、と思えたり、それをつぶやいている人の気持ちに共感できたり。 すごく笑える展開も劇的な展開もなく、日々の暮らしが季節の流れとともに淡々と綴られるだけなのに、舞台がローカルな漫画というのはどこか心くすぐられるものがある。新宿や渋谷ばかりが東京じゃない。田舎ではないけど、大都会とも違う。そして、どの町にもそれぞれ個性があるらしい。高円寺や阿佐ヶ谷をちょっと歩いてみたくなった。
すばらしい。『遠野モノがたり』から作者を知ったのですが、中央線の「ありそうな」空気感が見事に再現されていて、同時に、どこか「街で暮らしてゆく」ことの切なさと暖かさが互いに交じり合って同居している。情緒的なモノローグが淡々としていて、何度読み返してもジンワリときます。絶版っぽいのですが、あちこち店内在庫を探し回ってみてよかった・・・! ただ、登場人物も描かれる街も数多いので、続編の『遠野モノがたり』よりも、少し散漫な印象が。どちらかと言えば『遠野モノがたり』のほうが、作品としては完成度が上かなぁ。
JR中央線沿線にすむ女子のお話、です。各駅の特徴をとらえつつ、まったりふんわりとした雰囲気がたまらず、わたくしのお気に入りでございます。 個人的には「殿堂入り」なんですが、それは自分が中央線沿線でずっと暮らしているからに他ならず・・・全然関係ない地方の方が読んだらどんな感想なんだろう?レビューみるとそういう方でも結構楽しんでいるような感じなんですが・・・素直に感想聞いてみたいです。 ところで、わたくしは「茜」さんと「境子」さんがお気に入りです。はい。
中央線の中野から武蔵境までの8つの駅に住む8人の女性ーイラストレーター、古着屋店主、OL、大学生、中学生などーのつぶやきで構成された4コマ漫画集。私がこの中で実際に少しでも歩いたことがあるのは中野と吉祥寺くらいで、他の町は全然知らない。それでもなんか妙にリアルな感じがする。もちろん、いかにも漫画的で、現実にはありえないようなエピソードも含まれているけれど、知らない町なのに、なんかそういうのありそうだなぁ、と思えたり、それをつぶやいている人の気持ちに共感できたり。 すごく笑える展開も劇的な展開もなく、日々の暮らしが季節の流れとともに淡々と綴られるだけなのに、舞台がローカルな漫画というのはどこか心くすぐられるものがある。新宿や渋谷ばかりが東京じゃない。田舎ではないけど、大都会とも違う。そして、どの町にもそれぞれ個性があるらしい。高円寺や阿佐ヶ谷をちょっと歩いてみたくなった。
見事な中央線カラーの表紙が目印。 さらに中野サンモールの入口と気づいたあなたは中野区在住or元区民に違いない。断言。 お互いの面識が全くないけど中央線でつながってる女子8人+αの群像四コマ。 驚くのはタイトルどおり全編モノローグで構成されているところ。逆にいうとふき出しを封印してるんですよ! 大変な労作であろうと推察できます。 でも土地鑑のあるかどうかで本作の評価が分かれるのは必至で、残念です。 思いもしなかった丸井の消失、サンプラザのビル風などはご当地ネタであるとともに都会的なものの象徴でもあると考えるのですが、どうでしょうか。
JR中央線沿線にすむ女子のお話、です。各駅の特徴をとらえつつ、まったりふんわりとした雰囲気がたまらず、わたくしのお気に入りでございます。 個人的には「殿堂入り」なんですが、それは自分が中央線沿線でずっと暮らしているからに他ならず・・・全然関係ない地方の方が読んだらどんな感想なんだろう?レビューみるとそういう方でも結構楽しんでいるような感じなんですが・・・素直に感想聞いてみたいです。 ところで、わたくしは「茜」さんと「境子」さんがお気に入りです。はい。
すばらしい。『遠野モノがたり』から作者を知ったのですが、中央線の「ありそうな」空気感が見事に再現されていて、同時に、どこか「街で暮らしてゆく」ことの切なさと暖かさが互いに交じり合って同居している。情緒的なモノローグが淡々としていて、何度読み返してもジンワリときます。絶版っぽいのですが、あちこち店内在庫を探し回ってみてよかった・・・! ただ、登場人物も描かれる街も数多いので、続編の『遠野モノがたり』よりも、少し散漫な印象が。どちらかと言えば『遠野モノがたり』のほうが、作品としては完成度が上かなぁ。
すばらしい。『遠野モノがたり』から作者を知ったのですが、中央線の「ありそうな」空気感が見事に再現されていて、同時に、どこか「街で暮らしてゆく」ことの切なさと暖かさが互いに交じり合って同居している。情緒的なモノローグが淡々としていて、何度読み返してもジンワリときます。絶版っぽいのですが、あちこち店内在庫を探し回ってみてよかった・・・! ただ、登場人物も描かれる街も数多いので、続編の『遠野モノがたり』よりも、少し散漫な印象が。どちらかと言えば『遠野モノがたり』のほうが、作品としては完成度が上かなぁ。
見事な中央線カラーの表紙が目印。 さらに中野サンモールの入口と気づいたあなたは中野区在住or元区民に違いない。断言。 お互いの面識が全くないけど中央線でつながってる女子8人+αの群像四コマ。 驚くのはタイトルどおり全編モノローグで構成されているところ。逆にいうとふき出しを封印してるんですよ! 大変な労作であろうと推察できます。 でも土地鑑のあるかどうかで本作の評価が分かれるのは必至で、残念です。 思いもしなかった丸井の消失、サンプラザのビル風などはご当地ネタであるとともに都会的なものの象徴でもあると考えるのですが、どうでしょうか。
JR中央線沿線にすむ女子のお話、です。各駅の特徴をとらえつつ、まったりふんわりとした雰囲気がたまらず、わたくしのお気に入りでございます。 個人的には「殿堂入り」なんですが、それは自分が中央線沿線でずっと暮らしているからに他ならず・・・全然関係ない地方の方が読んだらどんな感想なんだろう?レビューみるとそういう方でも結構楽しんでいるような感じなんですが・・・素直に感想聞いてみたいです。 ところで、わたくしは「茜」さんと「境子」さんがお気に入りです。はい。
中央線の中野から武蔵境までの8つの駅に住む8人の女性ーイラストレーター、古着屋店主、OL、大学生、中学生などーのつぶやきで構成された4コマ漫画集。私がこの中で実際に少しでも歩いたことがあるのは中野と吉祥寺くらいで、他の町は全然知らない。それでもなんか妙にリアルな感じがする。もちろん、いかにも漫画的で、現実にはありえないようなエピソードも含まれているけれど、知らない町なのに、なんかそういうのありそうだなぁ、と思えたり、それをつぶやいている人の気持ちに共感できたり。 すごく笑える展開も劇的な展開もなく、日々の暮らしが季節の流れとともに淡々と綴られるだけなのに、舞台がローカルな漫画というのはどこか心くすぐられるものがある。新宿や渋谷ばかりが東京じゃない。田舎ではないけど、大都会とも違う。そして、どの町にもそれぞれ個性があるらしい。高円寺や阿佐ヶ谷をちょっと歩いてみたくなった。
コメント
ぐっときました。
中野在住なのかさんの気持ちが分かる。
さらに中野サンモールの入口と気づいたあなたは中野区在住or元区民に違いない。
断言。
お互いの面識が全くないけど中央線でつながってる女子8人+αの群像四コマ。
驚くのはタイトルどおり全編モノローグで構成されているところ。
逆にいうとふき出しを封印してるんですよ!
大変な労作であろうと推察できます。
でも土地鑑のあるかどうかで本作の評価が分かれるのは必至で、残念です。
思いもしなかった丸井の消失、サンプラザのビル風などはご当地ネタであるとともに都会的なものの象徴でもあると考えるのですが、どうでしょうか。
とはそこまでいえないのだけれど、悪くはなかったかなぁと。
褒めて言えば、さっぱり系。
自分の路線でもこういう作品あったらいいなーと思ってしまう。
マンガに愛おしさを感じたのはひさしぶりです。
面白かったけど
これ、地方に住んでるときの私じゃ分からないな。
私がこの中で実際に少しでも歩いたことがあるのは中野と吉祥寺くらいで、他の町は全然知らない。
それでもなんか妙にリアルな感じがする。
もちろん、いかにも漫画的で、現実にはありえないようなエピソードも含まれているけれど、知らない町なのに、なんかそういうのありそうだなぁ、と思えたり、それをつぶやいている人の気持ちに共感できたり。
すごく笑える展開も劇的な展開もなく、日々の暮らしが季節の流れとともに淡々と綴られるだけなのに、舞台がローカルな漫画というのはどこか心くすぐられるものがある。
新宿や渋谷ばかりが東京じゃない。
田舎ではないけど、大都会とも違う。
そして、どの町にもそれぞれ個性があるらしい。
高円寺や阿佐ヶ谷をちょっと歩いてみたくなった。
『遠野モノがたり』から作者を知ったのですが、中央線の「ありそうな」空気感が見事に再現されていて、同時に、どこか「街で暮らしてゆく」ことの切なさと暖かさが互いに交じり合って同居している。
情緒的なモノローグが淡々としていて、何度読み返してもジンワリときます。
絶版っぽいのですが、あちこち店内在庫を探し回ってみてよかった・・・!
ただ、登場人物も描かれる街も数多いので、続編の『遠野モノがたり』よりも、少し散漫な印象が。
どちらかと言えば『遠野モノがたり』のほうが、作品としては完成度が上かなぁ。
つれづれな女子の日常を描いていますが、誰が主人公か最初は分かりませんでしたが、最後に気づく。
今は新しく新編を描かれています。
ですので、一様完結としています。
各駅の特徴をとらえつつ、まったりふんわりとした雰囲気がたまらず、わたくしのお気に入りでございます。
個人的には「殿堂入り」なんですが、それは自分が中央線沿線でずっと暮らしているからに他ならず・・・全然関係ない地方の方が読んだらどんな感想なんだろう?レビューみるとそういう方でも結構楽しんでいるような感じなんですが・・・素直に感想聞いてみたいです。
ところで、わたくしは「茜」さんと「境子」さんがお気に入りです。
はい。
私がこの中で実際に少しでも歩いたことがあるのは中野と吉祥寺くらいで、他の町は全然知らない。
それでもなんか妙にリアルな感じがする。
もちろん、いかにも漫画的で、現実にはありえないようなエピソードも含まれているけれど、知らない町なのに、なんかそういうのありそうだなぁ、と思えたり、それをつぶやいている人の気持ちに共感できたり。
すごく笑える展開も劇的な展開もなく、日々の暮らしが季節の流れとともに淡々と綴られるだけなのに、舞台がローカルな漫画というのはどこか心くすぐられるものがある。
新宿や渋谷ばかりが東京じゃない。
田舎ではないけど、大都会とも違う。
そして、どの町にもそれぞれ個性があるらしい。
高円寺や阿佐ヶ谷をちょっと歩いてみたくなった。
さらに中野サンモールの入口と気づいたあなたは中野区在住or元区民に違いない。
断言。
お互いの面識が全くないけど中央線でつながってる女子8人+αの群像四コマ。
驚くのはタイトルどおり全編モノローグで構成されているところ。
逆にいうとふき出しを封印してるんですよ!
大変な労作であろうと推察できます。
でも土地鑑のあるかどうかで本作の評価が分かれるのは必至で、残念です。
思いもしなかった丸井の消失、サンプラザのビル風などはご当地ネタであるとともに都会的なものの象徴でもあると考えるのですが、どうでしょうか。
つれづれな女子の日常を描いていますが、誰が主人公か最初は分かりませんでしたが、最後に気づく。
今は新しく新編を描かれています。
ですので、一様完結としています。
とはそこまでいえないのだけれど、悪くはなかったかなぁと。
褒めて言えば、さっぱり系。
面白かったけど
これ、地方に住んでるときの私じゃ分からないな。
各駅の特徴をとらえつつ、まったりふんわりとした雰囲気がたまらず、わたくしのお気に入りでございます。
個人的には「殿堂入り」なんですが、それは自分が中央線沿線でずっと暮らしているからに他ならず・・・全然関係ない地方の方が読んだらどんな感想なんだろう?レビューみるとそういう方でも結構楽しんでいるような感じなんですが・・・素直に感想聞いてみたいです。
ところで、わたくしは「茜」さんと「境子」さんがお気に入りです。
はい。
自分の路線でもこういう作品あったらいいなーと思ってしまう。
『遠野モノがたり』から作者を知ったのですが、中央線の「ありそうな」空気感が見事に再現されていて、同時に、どこか「街で暮らしてゆく」ことの切なさと暖かさが互いに交じり合って同居している。
情緒的なモノローグが淡々としていて、何度読み返してもジンワリときます。
絶版っぽいのですが、あちこち店内在庫を探し回ってみてよかった・・・!
ただ、登場人物も描かれる街も数多いので、続編の『遠野モノがたり』よりも、少し散漫な印象が。
どちらかと言えば『遠野モノがたり』のほうが、作品としては完成度が上かなぁ。
マンガに愛おしさを感じたのはひさしぶりです。
ぐっときました。
中野在住なのかさんの気持ちが分かる。
ぐっときました。
中野在住なのかさんの気持ちが分かる。
面白かったけど
これ、地方に住んでるときの私じゃ分からないな。
『遠野モノがたり』から作者を知ったのですが、中央線の「ありそうな」空気感が見事に再現されていて、同時に、どこか「街で暮らしてゆく」ことの切なさと暖かさが互いに交じり合って同居している。
情緒的なモノローグが淡々としていて、何度読み返してもジンワリときます。
絶版っぽいのですが、あちこち店内在庫を探し回ってみてよかった・・・!
ただ、登場人物も描かれる街も数多いので、続編の『遠野モノがたり』よりも、少し散漫な印象が。
どちらかと言えば『遠野モノがたり』のほうが、作品としては完成度が上かなぁ。
さらに中野サンモールの入口と気づいたあなたは中野区在住or元区民に違いない。
断言。
お互いの面識が全くないけど中央線でつながってる女子8人+αの群像四コマ。
驚くのはタイトルどおり全編モノローグで構成されているところ。
逆にいうとふき出しを封印してるんですよ!
大変な労作であろうと推察できます。
でも土地鑑のあるかどうかで本作の評価が分かれるのは必至で、残念です。
思いもしなかった丸井の消失、サンプラザのビル風などはご当地ネタであるとともに都会的なものの象徴でもあると考えるのですが、どうでしょうか。
各駅の特徴をとらえつつ、まったりふんわりとした雰囲気がたまらず、わたくしのお気に入りでございます。
個人的には「殿堂入り」なんですが、それは自分が中央線沿線でずっと暮らしているからに他ならず・・・全然関係ない地方の方が読んだらどんな感想なんだろう?レビューみるとそういう方でも結構楽しんでいるような感じなんですが・・・素直に感想聞いてみたいです。
ところで、わたくしは「茜」さんと「境子」さんがお気に入りです。
はい。
つれづれな女子の日常を描いていますが、誰が主人公か最初は分かりませんでしたが、最後に気づく。
今は新しく新編を描かれています。
ですので、一様完結としています。
マンガに愛おしさを感じたのはひさしぶりです。
私がこの中で実際に少しでも歩いたことがあるのは中野と吉祥寺くらいで、他の町は全然知らない。
それでもなんか妙にリアルな感じがする。
もちろん、いかにも漫画的で、現実にはありえないようなエピソードも含まれているけれど、知らない町なのに、なんかそういうのありそうだなぁ、と思えたり、それをつぶやいている人の気持ちに共感できたり。
すごく笑える展開も劇的な展開もなく、日々の暮らしが季節の流れとともに淡々と綴られるだけなのに、舞台がローカルな漫画というのはどこか心くすぐられるものがある。
新宿や渋谷ばかりが東京じゃない。
田舎ではないけど、大都会とも違う。
そして、どの町にもそれぞれ個性があるらしい。
高円寺や阿佐ヶ谷をちょっと歩いてみたくなった。
自分の路線でもこういう作品あったらいいなーと思ってしまう。
とはそこまでいえないのだけれど、悪くはなかったかなぁと。
褒めて言えば、さっぱり系。