「どうすればお金のもらえる漫画が描けるのかそればかり考えていました。
それでも今見れば好き放題に描いて幸運にもお金をもらえた漫画たちです」(田島列島)連載デビュー作『子供はわかってあげない』で各マンガ賞に上位ランクインし、現在は別冊少年マガジンで話題作『水は海に向かって流れる』を連載中の田島列島、初の短編集。
表題の「ごあいさつ」は、姉の交際相手の奥さんが突然部屋を訪ねてくるという’大事件’を瑞々しい感性と言葉で切り取り、かわぐちかいじ氏、さだやす圭氏に絶賛された2008年の新人賞受賞作。
その後10年の月日をかけて発表され続けた珠玉の短編全7編に加え、「モーニング」誌上に時々掲載されていた1P漫画やイラストも収録。
ファン必読、オールアバウト田島列島とも言える一冊です。
田島列島短編集 ごあいさつ

コメント
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
馬鹿にしてるとかじゃなくて褒めてる…。
現実にこんなレベル高い漫画を見せてくれる同級生はいなかったけど。
自分が好き勝手にノートに描いてた完結しない落書きなんかも思い出した。
失礼
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
陳情くん」が良かった。
読んでいて心の底からクスリと笑えるの楽しい。
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
『水は海に向かって流れる』で魅了され、『子供はわかってあげない』を経て、ここまで来てしまった。
同様の人は少なくないはず。
表題作「ごあいさつ」と「おっぱいありがとう」が特に印象的。
あと「官僚アバンチュール」も。
ほかSFチックなものや初恋的なものなど、多様である。
と同時に、贈与や手助けを通じた感情のやり取りや、セリフやト書きに頼りすぎない繊細な心理描写など、のちの作品に通底するものも各話で垣間見られる。
なかでも後者は、『水は』でさらに徹底されていった。
きっと、読者を信頼されているのだろう。
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
終わらせるタメに描いて居るから。
言いたい事が、描きたいシーンに必ずたどり着くから、面白いよねぇ。
特に好きな作家の短編集はたまらん面白さよね。
しかし、不倫ネタ好きなんかな?湾岸戦争なんかな?
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
面白いじゃないかよー
世間の評価に対して斜に構えたけど、面白かったよー
他の作品も買ったる!
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
日常的なものからちょっとSFがかった非日常まで、いい感じに力の抜けた雰囲気の作品詰め合わせです。
『水は海に向かって流れる』でも感じたけれど、「起こった大事」の当事者よりも、その影響を受けた周囲の人々を描くという作劇が味わい深いですね。
人は影響し合って生きてるのだなと思います。
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
・ごあいさつ ★
・官僚アバンチュール
・おっぱいありがとう ★★71ページの1ページ2コマ!
・お金のある風景
・ジョニ男の青春
・花いちもんめ~おらが村にUFOが落ちた~
・Not found
・おまけ 蔵出し田島列島
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
一つ一つの話に人間の温もりを感じられ、先生の人柄も良いんだろうなあと思うなあ。
ファンなら必読。
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
緩やかな絵とどこか少し懐かしい感じ、それでいて話の内容はイマっぽい感じで少しシリアス。
田島列島先生の描く漫画が好きです。
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
線の細い絵と煮え切らない情感の描写が新鮮に感じました。
普通の作家ならカットするようなシーンを丁寧に切り取っている印象。
個人的に、あとがきに描いてあった仕事机が色々衝撃でした。
あれ普通なんですか?
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
ほんとにすき
ふっと笑っちゃうし、気持ちをゆるめてくれる
とりあえず、水は海に向かって流れるは超絶楽しんでるので引き続きたのしみだ
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
人間の描写がこと細かく、シリアスな問題も、ユーモアを持たせて、何とも言えない味のある感じになるのが、いいですね。
言葉遊びも相変わらず、面白いです。
個人的に好きなのは「Not found」で、田島先生の恋愛ものは、本当に切なくて好きです。
田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)
表現はこんなにもマンガチックなのに、どうしてか人物たちの気持ちはもの質感を伴って伝わってくる。
ゆるい漫画のように読めるのに、その実重たいテーマの短編ばかり。
感じたことのない読み心地の漫画である。